「ホームページを作ったのに、ほとんど問い合わせが来ない」
「アクセスは多少あるようだけれど、仕事につながっている実感がない」
「制作会社にホームページを作ってもらったものの、この後何をすればよいのか分からない」
このような悩みを抱えている中小企業の経営者は少なくありません。
ホームページから問い合わせが来ない場合、すぐに「ホームページを作り直した方がいい」と考える必要はありません。
問い合わせが来ない原因は、大きく分けると次の3つです。
- そもそもホームページを見てもらえていない
- 見てもらっているが、商品・サービスの魅力が伝わっていない
- 興味を持ってもらっているが、問い合わせまでの導線に問題がある
重要なのは、いきなりデザインを変えたり広告を出したりすることではなく、「どこに問題があるのか」を切り分けることです。
この記事では、ホームページから問い合わせが来ない代表的な10の原因と、どこから改善すればよいのかを中小企業の経営者向けに分かりやすく解説します。
ホームページから問い合わせが来ない10の原因
最初に、代表的な原因を一覧で確認してみましょう。
- ホームページへのアクセス自体が少ない
- 見込み客ではない人ばかり訪問している
- 検索した人が知りたい情報とページの内容が合っていない
- 商品・サービスの強みが伝わっていない
- 会社やサービスへの信頼材料が不足している
- 問い合わせへの導線が分かりにくい
- 問い合わせフォームの負担が大きい
- スマートフォンで見にくい・使いにくい
- 情報が古い、または必要な情報が不足している
- アクセスや問い合わせを計測しておらず、改善できていない
一つだけが原因とは限りません。
例えば「アクセスが少ない」うえに「サービス内容が分かりにくい」というように、複数の問題が重なっているケースもあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.ホームページへのアクセス自体が少ない
まず確認したいのが、そもそもホームページを見てもらえているのかということです。
どれだけ分かりやすく、魅力的なホームページを作っても、訪問者がほとんどいなければ問い合わせは発生しません。
ホームページを公開すると、自動的にGoogleなどの検索結果から多くの人が訪問してくれると思われることがあります。
しかし実際には、ホームページを作っただけで十分なアクセスが集まるとは限りません。
アクセスを増やす方法には、例えば次のようなものがあります。
- SEO
- Googleマップ・MEO
- WEB広告
- SNS
- 既存顧客への案内
- 名刺やチラシからの誘導
- 他のWEBサイトからの紹介
最初にGoogle Analyticsなどでアクセス状況を確認し、検索からの流入が少ない場合はSearch Consoleなどを使って、どのような検索キーワードで表示されているのかを確認します。
「問い合わせが来ない」のではなく、「問い合わせが発生するだけの訪問者がまだ来ていない」というケースは珍しくありません。
2.見込み客ではない人ばかり訪問している
アクセス数が多ければ問い合わせが増える、とは限りません。
重要なのはアクセスの「数」だけではなく、どのような人がホームページを訪れているかです。
例えば、熊本県内のお客様を対象としたサービスなのに、全国から情報収集目的のアクセスばかり集まっていても、問い合わせにはつながりにくいでしょう。
また、法人向けサービスを提供しているのに、個人ユーザーが検索するキーワードからばかりアクセスされている場合も同じです。
ホームページで集客するときには、
- 誰に来てもらいたいのか
- その人はどのようなことで困っているのか
- どのような言葉で検索するのか
- 自社の商品・サービスがその悩みを解決できるのか
を整理する必要があります。
100人の関係の薄い訪問者より、商品やサービスを必要としている10人に見てもらう方が、事業にとって価値が高い場合があります。
3.検索した人が知りたい情報とページの内容が合っていない
検索からホームページに来てもらえていても、検索した人が求めている情報とページ内容がずれていると、すぐに離脱してしまいます。
例えば「ホームページ制作 費用」と検索した人は、制作会社の理念だけではなく、
- どの程度の費用がかかるのか
- 料金によって何が違うのか
- 自社の場合はいくらくらいになるのか
といったことを知りたい可能性があります。
それにもかかわらず、会社紹介だけで終わっていれば、検索した人の疑問は解決できません。
SEOでは単にキーワードを文章に入れるのではなく、「その言葉を検索した人は、何を知りたいのか」を考えることが重要です。
そして必要な情報を提供したうえで、関連する自社の商品やサービスを紹介するという順番が自然です。

4.商品・サービスの強みが伝わっていない
ホームページを見ても、
「結局、この会社は何が得意なのだろう?」
「他の会社と何が違うのだろう?」
と感じるサイトがあります。
自社では当たり前だと思っていることが、お客様にとっては大きな選定理由になることもあります。
例えば、
- 特定の業種に詳しい
- 地域密着で対応している
- 相談から施工・運用まで一貫して対応している
- 独自の技術やノウハウがある
- 長年の実績がある
- 対応スピードに強みがある
といったことです。
「高品質」「丁寧」「お客様第一」といった抽象的な言葉だけでは、競合との違いは伝わりにくくなります。
誰に対して、どのような価値を提供できるのかを具体的に言葉にすることが重要です。
5.会社やサービスへの信頼材料が不足している
初めてホームページを訪れた人にとって、その会社はまだ「知らない会社」です。
興味を持ったとしても、すぐに問い合わせるとは限りません。
特に価格が高い商品や、法人向けサービス、長期間利用するサービスなどでは、問い合わせ前にさまざまな情報を確認します。
例えば次のような情報です。
- 導入事例・実績
- お客様の声
- 具体的なサービス内容
- 料金や料金の考え方
- 会社概要
- 代表者・担当者の情報
- 仕事に対する考え方
- よくある質問
- サービス利用までの流れ
サービスの良さを自社で説明するだけではなく、実績や事例など第三者が判断できる材料を用意することも大切です。
6.問い合わせへの導線が分かりにくい
サービスに興味を持ってもらえても、「次に何をすればいいのか」が分からなければ問い合わせにはつながりません。
例えば、
- 問い合わせボタンがページの一番下にしかない
- ボタンの色や形が分かりにくい
- 「お問い合わせ」としか書いておらず、何を相談できるのか分からない
- 記事を読み終わっても関連サービスへの案内がない
- スマートフォンでは問い合わせボタンを見つけにくい
といったケースです。
重要なのは、とにかく問い合わせボタンを増やすことではありません。
読者が、
「なるほど」→「自社にも当てはまりそうだ」→「もう少し詳しく知りたい」→「相談してみよう」
と自然に進める導線を作ることです。
サービスページだけでなく、ブログ記事からサービスページへの内部リンクも重要になります。

7.問い合わせフォームの負担が大きい
問い合わせフォームまで到達しているのに送信されない場合、フォーム自体に問題がある可能性があります。
例えば、初回問い合わせなのに入力項目が非常に多い場合です。
- 会社名
- 部署名
- 役職
- 住所
- 電話番号
- FAX番号
- 予算
- 希望納期
- 詳しい相談内容
など、すべてを必須にすると、入力途中で離脱する人も出てきます。
問い合わせ時点で本当に必要な情報なのかを確認し、必要以上に入力項目を増やさないことが大切です。
また、フォーム送信後に、
- きちんと送信できたのか
- いつ頃返信があるのか
- 次に何が起きるのか
が分かるようにしておくと、ユーザーも安心できます。
8.スマートフォンで見にくい・使いにくい
パソコンでは問題なく見えるホームページでも、スマートフォンで見ると使いにくくなっている場合があります。
例えば、
- 文字が小さい
- 横スクロールが発生する
- ボタンが押しにくい
- 画像や文字が重なっている
- ページ表示に時間がかかる
- 問い合わせフォームに入力しにくい
といった問題です。
ホームページを改善するときは、必ず自分のスマートフォンでも実際に操作してみましょう。
制作担当者のパソコン画面だけで確認するのではなく、お客様が実際に利用する環境で確認することが重要です。
9.情報が古い、または必要な情報が不足している
ホームページに古い情報が残っていると、お客様を不安にさせる場合があります。
例えば、
- 数年前のお知らせが最後の更新になっている
- すでに終了したサービスが掲載されている
- 料金が現在と違う
- スタッフ情報が古い
- 営業時間が実際と異なる
といった状態です。
また、情報が古くなくても、問い合わせ前に知りたい情報が不足している場合があります。
経営者側からすると「詳しいことは問い合わせてもらえば説明できる」と考えがちですが、ユーザーはその前に複数の会社を比較しています。
問い合わせる前に不安や疑問をどこまで解消できるかも重要なポイントです。
10.アクセスや問い合わせを計測しておらず、改善できていない
ホームページから問い合わせを増やしたいのであれば、最低限の計測環境を整えることをおすすめします。
例えば、
- どのくらいアクセスがあるのか
- どのページがよく見られているのか
- 検索からどのページへ流入しているのか
- どのような検索キーワードで表示されているのか
- 問い合わせにつながったページはどこなのか
などです。
計測していなければ、
「問い合わせが来ないからデザインを変えてみよう」
「とりあえずブログを書こう」
「広告を出してみよう」
と、感覚だけで施策を決めることになりかねません。
WEBサイトの大きなメリットの一つは、ユーザーの行動をある程度データで確認できることです。
調べる → 仮説を立てる → 改善する → 結果を見る
というサイクルを作ることで、ホームページを少しずつ事業成果につながる資産へ育てていきます。

問い合わせが来ないときは、どこから改善すればいい?
ここまで10の原因を紹介しましたが、すべてを同時に直す必要はありません。
株式会社ロマナラでは、次の順番で確認することをおすすめします。

STEP1.まず問い合わせフォームが正常に動くか確認する
最初に行うべきなのは最も基本的な確認です。
自分で実際にフォームから問い合わせを送り、
- 正常に送信できるか
- 通知メールが届くか
- スマートフォンでも操作できるか
- 送信完了が分かるか
を確認してください。
集客を強化する前に、問い合わせを受け取れる状態になっていることが前提です。
STEP2.ホームページにどのくらいアクセスがあるか確認する
次に確認するのがアクセス数です。
アクセス自体が非常に少ないのであれば、まず集客方法を考える必要があります。
一方、十分なアクセスがあるのに問い合わせがない場合は、サイトの内容や導線に問題がある可能性が高くなります。
STEP3.「誰が来ているのか」を確認する
アクセス数だけではなく、どこからどのページに訪問しているのかを確認します。
検索からの訪問であれば、どのような検索ニーズの人が来ているのかを考えます。
自社の商品・サービスと関係の薄いアクセスばかりであれば、集客するテーマそのものを見直す必要があります。
STEP4.サービスページを見直す
見込み客が訪れているのであれば、次にサービスページを確認します。
- 誰のためのサービスなのか
- どんな悩みを解決するのか
- 何をしてくれるのか
- 他社との違いは何か
- 料金はどのように決まるのか
- どのような実績があるのか
- 利用するまでの流れはどうなっているのか
などが、初めて見る人にも分かるか確認しましょう。
STEP5.問い合わせまでの導線を改善する
最後に、興味を持った人が迷わず次の行動に移れるようにします。
問い合わせだけでなく、サービス詳細、料金、実績、よくある質問など、ユーザーの検討段階に応じたリンクを用意します。
問い合わせボタンについても、単に「お問い合わせ」とするより、
「WEBサイトについて相談する」
など、何ができるのかが分かる方が自然な場合があります。
ホームページは「アクセス数」と「問い合わせ率」を分けて考える

ホームページから問い合わせが来ないときに、特に重要なのがこの考え方です。
例えば問い合わせが少ない場合でも、
ケースA:アクセスがほとんどない
のであれば、SEOやMEO、広告など集客側の改善が必要です。
一方、
ケースB:アクセスはあるのに問い合わせがない
のであれば、サービス内容、訴求、実績、CTA、問い合わせフォームなど、サイト内部の改善を優先します。
ここを区別せずに「問い合わせが来ないからホームページを全部リニューアルしよう」と考えると、本当の原因を解決できないことがあります。
場合によっては、既存サイトを作り直さなくても、サービスページや内部導線を改善するだけでよいこともあります。
株式会社ロマナラでも、WEBサイト制作を受注すること自体を目的にせず、現在のサイトを確認したうえで必要な部分から改善することを大切にしています。
実例|検索流入がほとんどなかったサイトを改善した事例

実際に株式会社ロマナラが支援したサイトでは、月間PV数442で、検索からの流入がほとんどないという課題がありました。
そこで、次の施策を実施しました。
- 検索キーワードの設計
- 週1記事のSEOコンテンツ制作
- サイト内の内部導線改善
その結果、12か月後には検索流入が440%増加しました。
このケースでは、デザインを大きく変えることよりも、まず「検索から必要としている人に見つけてもらう仕組み」を作ることが重要でした。
もちろん、すべてのWEBサイトで同じ結果になるわけではありません。
サイトの状態、競合、業種、検索需要などによって必要な施策や成果が出るまでの期間は異なります。
大切なのは、「問い合わせが来ない」という結果だけを見て施策を決めるのではなく、その原因を確認することです。
検索からのアクセスそのものに課題がある場合は、SEOやオウンドメディアの活用も選択肢になります。
ホームページを全部リニューアルする必要はある?
問い合わせが少ないからといって、必ずしも全面リニューアルが必要とは限りません。
例えば、
- サービスページの文章を改善する
- 実績ページを追加する
- 問い合わせボタンの位置を変える
- 問い合わせフォームを簡単にする
- SEO記事を追加する
- 記事からサービスページへの内部リンクを増やす
といった部分的な改善で対応できる場合もあります。
逆に、
- 現在の事業内容とサイト内容が大きく違う
- スマートフォンで正常に表示できない
- 自社でほとんど更新できない
- サイト構造そのものに大きな問題がある
- ターゲットやサービスが制作当時から大きく変わった
といった場合には、リニューアルを検討する価値があります。
「古いから作り直す」のではなく、「目的を達成するために作り直す必要があるか」で判断することが重要です。
ホームページから問い合わせを増やすためのチェックリスト
自社サイトを確認するときは、次の項目をチェックしてみてください。
- □ 問い合わせフォームは正常に送信できる
- □ スマートフォンでも問題なく閲覧・操作できる
- □ 毎月どの程度アクセスがあるか把握している
- □ どのページからアクセスされているか分かる
- □ 誰を対象としたサービスなのか明確になっている
- □ 商品・サービスの特徴や強みが具体的に書かれている
- □ 実績や事例などの信頼材料がある
- □ 問い合わせ前に知りたい情報が掲載されている
- □ 問い合わせボタンを簡単に見つけられる
- □ 問い合わせフォームの入力項目が多すぎない
- □ 記事から関連サービスへの導線がある
- □ 定期的にアクセスや問い合わせ状況を確認している
チェックできない項目が多い場合は、そこから優先的に改善するとよいでしょう。
ホームページから問い合わせが来ない場合によくある質問
ホームページを作れば自然に問い合わせは増えますか?
ホームページを作っただけで、自動的に問い合わせが増えるとは限りません。
ホームページを見てもらうための集客と、訪問した人に商品・サービスの価値を伝え、問い合わせにつなげる仕組みの両方が必要です。
アクセスが少ない場合はSEOを始めるべきですか?
SEOは有力な選択肢の一つですが、すべての会社にとって最優先とは限りません。
地域密着型の事業であればMEOが重要な場合がありますし、すぐに集客したい場合はWEB広告の方が目的に合っている場合もあります。
自社の商品、商圏、検索需要、予算などから判断することが大切です。
アクセスはあるのに問い合わせがありません。何を改善すればいいですか?
アクセスがある場合は、訪問者の属性、サービスページ、訴求内容、実績、CTA、問い合わせフォームなどを確認します。
特に「どのページにアクセスがあり、その人に次に何をしてほしいのか」が明確になっているか確認してみてください。
問い合わせを増やすにはホームページをリニューアルする必要がありますか?
必ずしも必要ではありません。
既存サイトの文章、サービスページ、CTA、問い合わせフォーム、内部導線などを部分的に改善するだけでよい場合もあります。
まず現状を確認し、問題のある部分を特定してから判断することをおすすめします。
SEOはどのくらいで効果が出ますか?
一律に「何か月で成果が出る」と言うことはできません。
現在のサイト状況、競合、検索キーワード、コンテンツの内容などによって異なります。
検索順位だけを見るのではなく、検索結果への表示回数、アクセス、問い合わせなど複数の指標を確認しながら継続的に改善することが重要です。
まとめ|問い合わせが来ない原因を特定してから改善する
ホームページから問い合わせが来ない場合、原因は一つとは限りません。
代表的な原因は次の10個です。
- ホームページへのアクセス自体が少ない
- 見込み客ではない人ばかり訪問している
- 検索した人が知りたい情報とページ内容が合っていない
- 商品・サービスの強みが伝わっていない
- 会社やサービスへの信頼材料が不足している
- 問い合わせへの導線が分かりにくい
- 問い合わせフォームの負担が大きい
- スマートフォンで見にくい・使いにくい
- 情報が古い、または必要な情報が不足している
- アクセスや問い合わせを計測しておらず、改善できていない
大切なのは、問い合わせが来ないからといって、いきなりホームページを作り直したり、広告を出したりすることではありません。
まず現在の状態を確認し、「集客に問題があるのか」「サイトの内容に問題があるのか」「問い合わせ導線に問題があるのか」を切り分けることです。
原因が分かれば、必要な施策も変わります。
株式会社ロマナラでは、最初からWEBサイト制作やSEOなど特定のサービスをおすすめするのではなく、現在の状況と実現したい目的から必要な方法を考えます。
自社の場合、何が原因か分からない方へ
「アクセスが少ないのが問題なのか」
「ホームページの内容が悪いのか」
「SEOをやるべきなのか」
「全部作り直した方がいいのか」
最初から答えが分かっている必要はありません。
むしろ、そこを整理することからWEBサイト改善は始まります。
株式会社ロマナラでは、お客様の事業内容、現在のWEBサイト、集客状況、これから実現したいことを確認しながら、必要な改善方法を一緒に考えます。
WEBのことが分からない段階からでも構いません。
現在のホームページから問い合わせが来ないとお悩みでしたら、まずは状況をお聞かせください。

